「もちろんもっと打ちたい気持ちもありますし、投げたい気持ちもありますし。中途半端だと言われようが、どっちも自分の中では…。ピッチャーで投げる機会があれば、打席も立つ機会はあるんで。はい。そんなに。もちろんもっと打ちたいという気持ちは持っています」
https://news.yahoo.co.jp/articles/e23a68a136aeff9a9fae48816316902f0ee6c9e0
11/14(日) 6:02配信
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2022年シーズンから、中日ドラゴンズの指揮をとることになった立浪和義新監督(52)。
11月4日からおこなわれている秋季キャンプでは、早くも背番号「73」のユニフォーム姿を披露しており、中日ファンは “3代目ミスター・ドラゴンズ” の監督就任に歓喜の声をあげているという。
「多くの中日ファンからしてみれば『なぜもっと早く監督にならなかったのか?』と思っているはず。じつは、過去にも立浪氏が次期監督の有力候補として浮上したことはありました」と話すのは、中日担当記者だ。
「2013年オフのことです。2013年いっぱい監督を務めていたのは “2代目ミスター・ドラゴンズ” の高木守道氏(享年78)でしたが、4位に沈み退任。次期監督探しが始まったのです。
そこで浮上したのが、立浪氏の就任と落合博満氏(67)の再任でした。じつは、このときに落合氏と立浪氏の間には因縁が生まれたんです」
落合氏は高木氏が就任する前の2011年まで8年間、中日の監督を務め、リーグ優勝4回、日本一1回と黄金期を築いた。しかし、球団内の一部から『人気がイマイチ』という評価があり、2011年オフに退任となった。
一方の立浪氏は、高木氏から “ミスター・ドラゴンズ” を継承したこともあり、リレー登板という期待があった。「しかし、結果は当時現役だった谷繁元信氏の選手兼任監督誕生で落ち着いたんです」と、前出の担当記者は話す。
「まず、当時の白井文吾オーナーは落合氏の手腕を高く評価していました。そして、現役当時から立浪氏の女性問題や交友関係に顔をしかめていました。白井オーナーは『俺の目が黒いうちは立浪を監督にはしない』と言い切っていたそうです。
そこに、対抗馬と目されていた落合氏からも『立浪監督はダメだ』と、白井オーナーに同調する反対意見が出た。
落合氏は自身の監督就任時に星野仙一氏(享年70)の監督時代の “鉄拳制裁” の慣習を消そうとした。立浪氏は星野時代を象徴する選手でしたから、その点を気にしていたようです。結果として、谷繁氏の監督就任とともに、落合氏は中日球団のゼネラルマネージャーに就任しています」
しかし、白井氏も2020年2月に「名誉オーナー」になり、チームの現場から離れた。“反対派” の力も弱まり、立浪新監督が誕生したということだ。
立浪氏が監督に就任したいま、落合氏はなにを思うか――。
11月某日、因縁の真相も尋ねるべく、東京都内にある落合氏の自宅に向かった。すると、1台のハイヤーが到着し、それを待っていたのか自宅から落合氏が出てきた。玄関ドアから顔をのぞかせた落合氏は、こちらをジッと見つめた。
――すいません。立浪氏が中日の新監督になりましたが?
「俺、取材には答えないよ」
そうひと言だけつぶやいて、ハイヤーに乗り込んでしまった。
前出の担当記者は落合氏に期待せざるを得ない部分があるという。
「立浪氏は生え抜き22年、通算で2480安打を放った中日では “大物すぎるOB” です。中日としても “最後” に近いカードを切ったと感じます。もし今後、立浪氏が率いるチームが低調だったときなどに、ほかにビシっと言えるOBがいるのか……。そうなったとき、立浪氏に物申せるのは落合氏しかいないと思うんですよ」
またも、登場するときは “嫌われ役” になってしまうのか。
(出典 amd-pctr.c.yimg.jp)
https://news.yahoo.co.jp/articles/dbb1a8d2cd0a9083df1d48539c4c6ace67f642e9
扉を開く鍵はタイミングにあり。中日の沖縄キャンプは第2クールを終え、臨時コーチとして参加している本紙評論家・立浪和義さん(51)の指導も折り返し。伸び悩む根尾昂内野手(20)の現状と課題についてコラムを寄せた。
◇ ◇
第2クールまで根尾を見てきて、バットを振る力はついてきている、と感じる。成長はしているから、一つきっかけをつかめば一気に良くなる可能性はある。
スイング自体は良くなっているのだが、第2クール最終日に行われた紅白戦ではそれが出せなかった。3打数無安打という結果ではなく、打席の中でうまくタイミングが取れていなかった。
打者はタイミングが取れなければバットは振れない。どんなに強いスイングも、相手の投球にタイミングを合わせてこそ。根尾に限らず、誰にも言えることである。
前提として、始動は早い方がいい。遅いより、絶対にいい。ただ早過ぎると、左打者の場合はステップした右足が早く地面に着いてしまい、バットを振る段階で右脚が突っ張ることがある。
根尾にもその傾向が表れていたので、始動をちょっと遅くしてみたら、という話をした。実際に試した紅白戦前のフリー打撃ではタイミングが合っていた。それがいざ投手を相手に打席に立つと、タイミングがうまく取れなくなった。
タイミングさえ合えば、というところまでは来ている。ただ、ここが難しい。タイミングというのはあくまで自分の感覚であって、教えられるものではない。もがきながら自分でつかんでいくものなのだ。
本人も、打席で打ちに行った瞬間に、合っている、合っていない、というのは分かると思う。体の重心の位置、バットを引いたときに背中側に入り過ぎている、入っていない、など感じることがあるだろう。そこを自分で修正し、合わせることができるようにしていかないといけない。根気強くやっていかなければ身につかない技術である。
このキャンプでは、軸足への体重の乗せ方など、いろいろなことを試してきた。ポイントやヒントはそれとなく伝えてきた。臨時コーチとして教えられる期間は限られているので、これから本人がどう生かしていくか。タイミングが合うときの感覚も、本人が少しずつ感じるようになっていると思う。根気よく続けて自分のものにできれば、打てる確率は上がっていく。
第3クールからは対外試合が始まる。この時期は、若い選手たちは結果がほしいものだ。ただ監督、コーチたちは、打席の中でしっかりタイミングを取れて振れているかを見ている。たとえ空振りでも、甘いところに来ればバチッと打つのではないか、と思わせるスイングなど、そういった形を求めている。
失敗を恐れず、結果を気にしすぎないように臨んでもらいたい。試合でもそれぞれのテーマ、これまで取り組んできたことができるように。うまくいかなければまた練習すればいいのだから。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4cdc339a0a74bcd9f03b454714eb5d2bffdc22b
2/11(木) 10:20配信