(出典 gs-files.spaia.jp)



1 砂漠のマスカレード ★ :2021/02/11(木) 15:00:12.48 ID:CAP_USER9.net

 扉を開く鍵はタイミングにあり。中日の沖縄キャンプは第2クールを終え、臨時コーチとして参加している本紙評論家・立浪和義さん(51)の指導も折り返し。伸び悩む根尾昂内野手(20)の現状と課題についてコラムを寄せた。

   ◇   ◇

 第2クールまで根尾を見てきて、バットを振る力はついてきている、と感じる。成長はしているから、一つきっかけをつかめば一気に良くなる可能性はある。

 スイング自体は良くなっているのだが、第2クール最終日に行われた紅白戦ではそれが出せなかった。3打数無安打という結果ではなく、打席の中でうまくタイミングが取れていなかった。

 打者はタイミングが取れなければバットは振れない。どんなに強いスイングも、相手の投球にタイミングを合わせてこそ。根尾に限らず、誰にも言えることである。

 前提として、始動は早い方がいい。遅いより、絶対にいい。ただ早過ぎると、左打者の場合はステップした右足が早く地面に着いてしまい、バットを振る段階で右脚が突っ張ることがある。

 根尾にもその傾向が表れていたので、始動をちょっと遅くしてみたら、という話をした。実際に試した紅白戦前のフリー打撃ではタイミングが合っていた。それがいざ投手を相手に打席に立つと、タイミングがうまく取れなくなった。

 タイミングさえ合えば、というところまでは来ている。ただ、ここが難しい。タイミングというのはあくまで自分の感覚であって、教えられるものではない。もがきながら自分でつかんでいくものなのだ。

 本人も、打席で打ちに行った瞬間に、合っている、合っていない、というのは分かると思う。体の重心の位置、バットを引いたときに背中側に入り過ぎている、入っていない、など感じることがあるだろう。そこを自分で修正し、合わせることができるようにしていかないといけない。根気強くやっていかなければ身につかない技術である。

 このキャンプでは、軸足への体重の乗せ方など、いろいろなことを試してきた。ポイントやヒントはそれとなく伝えてきた。臨時コーチとして教えられる期間は限られているので、これから本人がどう生かしていくか。タイミングが合うときの感覚も、本人が少しずつ感じるようになっていると思う。根気よく続けて自分のものにできれば、打てる確率は上がっていく。

 第3クールからは対外試合が始まる。この時期は、若い選手たちは結果がほしいものだ。ただ監督、コーチたちは、打席の中でしっかりタイミングを取れて振れているかを見ている。たとえ空振りでも、甘いところに来ればバチッと打つのではないか、と思わせるスイングなど、そういった形を求めている。

 失敗を恐れず、結果を気にしすぎないように臨んでもらいたい。試合でもそれぞれのテーマ、これまで取り組んできたことができるように。うまくいかなければまた練習すればいいのだから。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f4cdc339a0a74bcd9f03b454714eb5d2bffdc22b
2/11(木) 10:20配信


【【朗報】「根尾は振る力ついた。あとはタイミング」中日・立浪臨時コーチが伸び悩む”金の卵”の課題と現状を分析】の続きを読む