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ダイエー(現ソフトバンク)で2004年に三冠王に輝いた松中信彦氏(47)が、今春ロッテの沖縄・石垣島キャンプで臨時コーチを務めることが決まった。19年間在籍した古巣からこれまで、指導者として声がかからないワケとは-。
井口監督とはダイエーで同僚だった松中氏は20日、球団を通じて「井口監督より直接お話を頂いて、このような機会を頂けたことに感謝をしています。マリーンズは若い有望な選手が多いというイメージです。今まで自分がやってきたいろいろな練習方法や技術を若い選手に伝えていきたい」などとコメントした。
4年連続日本一の古巣ホークスはさらなる黄金時代に向け、大物OBを次々と呼び戻している。正捕手だった城島健司氏(44)が昨季から球団会長付特別アドバイザーを務め、今季は主砲だった小久保裕紀氏がヘッドコーチに就任した。
ところが同時期に主力を張った松中氏には15年の退団後、古巣復帰の気運はなし。ソフトバンク関係者は「選手時代の素行が理由だ」と明*。
「決定的だったのは、ある年のクライマックスシリーズ直前の一件。選手を引き連れて夜の街に繰り出し、大酒を飲まされた若手が急性アル中で緊急搬送された。
表沙汰にはならなかったが、チームの足を引っ張るベテランにフロントも現場も激怒。『松中を引退後も球団に残したら、ほかの選手が勘違いする。試合で結果さえ出せば許されるという世界ではない』という考えで一致した」
昔ながらの無頼な選手像は、世界一を本気で目指すソフトバンクにはそぐわず。在野でくすぶる先輩を見かねた井口監督が、今回は昔のよしみで手を差し伸べた格好だ。コロナ対策から今春キャンプで飲み歩けないことは、臨時コーチを任せるうえで安心材料だろう。
頑張って
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